ニュース・日記

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風通信104

2017/07/01(Sat)
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いつも、
夏は扉が開くように始まると思っている。

今日見上げた空は、夏の空だった。
梅雨はまだまだ続くけれど、
そこにはたしかに夏の空。
山の向こうに幸せがあるような夏の空です。
ペリカンのロイヤルブルーを流したみたいな
空に浮かぶくっきりと白く輝く雲。

あと何度、この季節を
くぐり抜けることが出来るだろう。

ネロは2回の夏だったけど、
僕は、60回を疾うに過ぎた。
ある年齢を過ぎると、人生というものは
いろいろなものを失っていく
連続的な課程に過ぎなくなる。
まるで櫛の歯が欠けるようにだ。
あるいは、掌に持っていたはずのものが、
滑り落ちていくように
愛する人々が一人、また一人と、消えていく。
しかし、彼らは多くの場合、
生きている僕らの在り方を変更させていく。
その変更を真っ当に受け入れることが、
僕らに残された
亡き人を弔う正しい在り方だろうと思う。

懐かしいあこがれのような夏が始まる。
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