ニュース・日記

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風通信186

2020/05/06(Wed)
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まるで永遠が見えるように空は薄いコバルト色に満ちています。吹き渡る風は木々を揺らしている。僕はヘンリーネックのTシャツのボタンを一つ外した。むかし君に言ったことがあると思うけれど、僕が一番好きな季節、美しい5月です。

今日は5月6日、新型コロナウイルス♀エ染対策として発令された「緊急事態宣言」の終わりの予定日でしたね。いまだに感染患者が激減していない状況から判断して、「宣言」の解除はないだろうとは思っていた。それでも、若干の緩和はあり得るとは思っていたのに、福岡県を含む特定警戒都道府県では、継続となりました。段階的な解除は検討されるようですが、行動の自粛という呼びかけは終わらない。

俳優のトム・ハンクスはオハイオ州の大学での卒業生に送るスピーチで「君たちの人生についてこう語ることになるだろう。コロナ以前はこうだった。巨大なパンデミック以前は、とね。他の世代で語られるように、君たちの人生は永遠にコロナ以前として定義されることになるだろう。」と言ったけれど、今、僕らは歴史に残る「とき」を生きていることになると思います。この伝染病が克服された時に僕が生きていたら、どんなふうにこの状況を語るんだろうな。いつか思い出したように、そう言えばあの頃・・・、と振り返るのだろうか。歳月にはそういう力があるはずだから。

君は感染していませんか?
とても心配しています。

劇団を解散してから、なんどか演劇活動の再開を試みてはいたんだけど、結局のところ、カタチとならず2020年まで来てしまった。このまま終わるのかなと思っていた昨年のことです。若い友人の別府源一郎がひとり芝居の台本を書いたので読んでくれとファイルを送ってくれ、それを読んだ。そして舞台にしたいと思ったんだよ。年が明けた2020年の1月から心当たりの人に声をかけてみたら思いがけず話が進んで、今年の秋に上演できる可能性が出て来た。もちろん、こんな時期だからこの伝染病が終息しなければ、その可能性も失われることになるけどね。そもそもすでに押さ終えた上演会場がなくなるわけだし。あ、会場は福岡県の施設です。でも僕はこの作品をどうしても板に乗せたい。強くそう思っています。ある時期からは、上演することを自分に課すことにした。理由はいつか話すことになるでしょう。幸いなことに、演劇活動から完璧に身を引いていたアントンの旧メンバーも、昨日が今日に続くように打ち合わせに参加してくれました。このことも嬉しかった。

残念ながら、今はまだ稽古が出来る段階じゃない。台本は役者に渡しているので自分なりに稽古をしてくれているはずです、きっと。ネットでの稽古も考えなくちゃいけないかもしれないけれど、身を震わす空気感が必要な芸術には不釣り合いなので、踏み切れないでいます。フライヤーのデザインを進めているけれど、日頃使わないイラストレーターは僕にとってなかなか難物と化してしまっている。ヤレヤレです。

仕事は部分的な在宅勤務が用意されていたけれど、
それもおそらく今日までだろうと思います。
来週から、緩やかに日常が始まるような気がするな。

もう少しだと思う。
感染なきよう願っています。
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