ニュース・日記

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風通信214

2025/01/21(Tue)
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 昨年から準備してきた、「ザ・初見!」の概要を正式に発表できる運びになりました。HPのトップを見ていだければわかりますが、3月24日(月)にアクロスの円形ホールで上演します。前回の企画から、3年が経過しました。その間、職場が変わるなどの環境の変化もあり、また僕自身も馬齢を重ね、思いがけず多くの時間を費やしました。

 君は元気でしょうか。

 2年前のアントンメンバーの忘年会で、そろそろ何か上演しようかという話になり、前々から役者として見てみたかった、劇団HallBrathersの幸田さんに出演交渉をしたのが一年前のちょうど今頃だったかなぁ。それから少しずついつもメンバーに声掛けをしました。皆さん快く即答。その気になれば、別府君はすぐに書いてくれる作家だから今回の『静かな、雨の週末』も、仕上がりは早かった。ところが内容の精査をする僕のペースは遅々として、やっと昨年の冬のはじまりの頃、台本がほぼ完成し、上演の目途が立ったんだ。前回の公演時は、感染症は終息の気配はあったものの、その余波はベートーベンの5番シンフォニーのコーダ部分のようにしつこく残っていたので、まったく情宣もせず、HPでわずかに告知するのみだった。君にはここで(風通信)で、知らせてはいたけれどね。そのせいでもないだろうけど、観客は30名強でした。それでもとても楽しかったよ。公演が終わって、参加した役者さんたちから次もやろうよ、という声もあったくらい。だから企画としてはお客さんの多寡は別として悪くないものだったんじゃないかな。
 今回、上演するにあたって考えたことは、少しは観客を入れなきゃなということです。制作費(もちろん大事な要素です)もさることながら、声をかけた役者さんたちに、プロデューサーとしては申し訳ないと思うわけだよ。それで、チラシも作りました。どれだけ撒けるかわからないけれど。上演にあたっては、支えてくれるスタッフが仕事の多忙さや体調の関係で動けず、制作部はほとんど矢野ひとり。モギリは誰がする? という状態です。君に頼むわけにもいかないしね。でもさ、なんとかなる。実はこの状況はかなり楽しいだろうと想像してもいる。どうなるんだろうというワクワク感があるでしょ?
チラシの裏面に「ザ・初見!」とは何かと書いたのは、前回の公演を観た人がほとんどいないからです。そして、「今回の公演について」を書いたのは、同じことをするんじゃ面白くないなぁというアントンのポリシー(というほどのこともないけどさ)。いつも僕は、新しい公演ではそれまでと同じことはするまいと思ってきたことは、ここで書いたことがあるよね。だから、なんと、粗粗粗の「立ち」までやります。だから、照明も音響も入れる。もっとも、それらは気心の知れた二人にしか頼めなかったけれど。

 久しぶりだから、もっと話したいことがある。
 また、書きます。
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