ニュース・日記

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風通信89

2017/03/30(Thu)
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過日、劇団の東、栃原と共に
我が畏友、劇団創立メンバーの岩井眞實と一献。
時間を忘れての歓談だった。

岩井は息女と一緒に帰宅するため西鉄電車に、
東はバス。栃原は地下鉄。僕は都市高速経由のバス。
天神の一角で時間の粒が四人の頭上から落ちてきて、
一次会でサクッと、四方にバラバラに別れました。

もっとも、芝居の話はほとんどなく、
過去の話もほとんどなく、
石を投げれば当たるようなミドル・エイジの話。
親の介護、親しき者の近況、自らの身体状況などなどなど。
栃原は解散後大病し、東も手術。
僕は投薬が欠かせず、健康なのは岩井くらいか。
ヤレヤレである。
その岩井は、遠距離通勤で本が読めると喜んでいた。
年齢を重ねての遠距離通勤は深いところで身体を蝕むので、
気をつけなければならない。
栃原も、大病後にもかかわらず(まあ完璧に回復とはいえ)、
勤務先では重要なポストにいるので心配だ。
一応、年嵩が一番なので、心配するフリをする。
ヤレヤレである。

雨の夜の品定めではないが、
昔はそれでも女性談義に花が咲いたものだったが。
劇団で一番モテたのは岩井で、
こっそりとモテたのが栃原。
東そこそこ。僕はと言えば女性からおぼえめだたきことはなし。
芝居が良ければ、役者が褒められ、
芝居が悪ければ、演出が貶される。
演出家というのは宿命的にそういうものですから、
まあ、モテないのは致し方なく・・・
・・・んなことはどうでもいいけど。

村上春樹って、
レイモンド・チャンドラーの影響を受けてますよね?
岩井が訊く。あら、ま、碩学岩井としたことがである。
そりゃ、あーた、
犬の存在しないところに、犬小屋は存在しないみたいなもんでさ。
それから、チャンドラーと言えば、清水俊二となり、
彼が『天助桟敷の人々』を担当していた時に残した
ジャン・ルイ・バロー登場のシーンの傑作字幕の話。
また、チャンドラーがハリウッドでシナリオを書いていて・・・
で、『カサブランカ』の珠玉の台詞に話題が移り、ここで、
あれほど覚えていた台詞のいくつかが出てこないんですね。
ああ、ヤレヤレ。
ともあれ、愉しいひととき。ね、時間を忘れるでしょ?
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