ニュース・日記
今日の夕暮れは美しかった。
陽が山際に隠れた後、空には青みが残っていて、
いくつかの雲の塊が西から東へ流れていた。
室見川河畔のベンチの上。
暮れなずむ空が広い。
こんなとき、僕は『古今和歌集』の歌を思い出す。
夕暮れは雲のはたてにものぞ思ふあまつ空なる人を恋ふとて
歌意は、
夕暮れになると、流れる雲を眺めてしまう。
そして、何気なく心に浮かぶのはあの人のこと。
この空遠く、届かないところにいる、恋しいあの人・・・。
ぐらいでしょうか。
そのまま、ぼんやりしていた。
夜の闇が降りてくる。
空港から飛び立った航空機の夜間灯が
東の空を移動してゆく。
なんか、遠くに行きたいなぁ、と思う。
むかし、萩原朔太郎は、
「フランスに行きたしと思えども、
フランスはあまりに遠し」
と歌いましたね。
僕は、あの航空機に乗れば、
東京に行けるんだよね、きっと、と思う。
サイモンカーターの
小さなボストンバッグひとつだけ持って、
いろんなことを全部忘れて。
さて、
明日から、新年度が始まる。
陽が山際に隠れた後、空には青みが残っていて、
いくつかの雲の塊が西から東へ流れていた。
室見川河畔のベンチの上。
暮れなずむ空が広い。
こんなとき、僕は『古今和歌集』の歌を思い出す。
夕暮れは雲のはたてにものぞ思ふあまつ空なる人を恋ふとて
歌意は、
夕暮れになると、流れる雲を眺めてしまう。
そして、何気なく心に浮かぶのはあの人のこと。
この空遠く、届かないところにいる、恋しいあの人・・・。
ぐらいでしょうか。
そのまま、ぼんやりしていた。
夜の闇が降りてくる。
空港から飛び立った航空機の夜間灯が
東の空を移動してゆく。
なんか、遠くに行きたいなぁ、と思う。
むかし、萩原朔太郎は、
「フランスに行きたしと思えども、
フランスはあまりに遠し」
と歌いましたね。
僕は、あの航空機に乗れば、
東京に行けるんだよね、きっと、と思う。
サイモンカーターの
小さなボストンバッグひとつだけ持って、
いろんなことを全部忘れて。
さて、
明日から、新年度が始まる。