ニュース・日記

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風通信93

2017/04/16(Sun)
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福岡の桜もどうやら終わりのようだ。
今日の室見川河畔公園の桜は、七分葉桜になって、
その花の下を人々がゆっくりと歩いていた。

例年、この季節に届く桜便りがある。
長いつきあいのガールフレンドからです。
今年は、夜桜の画像が添付してあった。
染井吉野じゃなく、
ぼってりと重い八重桜。

「年年歳歳花相似たり」ですね。
もちろん、この句の眼目は、その後の
「歳歳年年人同じからず」だけど。

たしかに、人の世は変化する。
世も変われば、人も変わる。
息をのむような素晴らしい恋も、
深い闇の中で行き惑う恋も、
いつか時間の中に消えていきます。

ものごとには潮時というものがあるような気がする。
その時は一度失われてしまえば、たいていの場合、
二度とやってくることはないというのが、
ささやかな僕の人生の教訓です。
谷川俊太郎が唄ったように、人は言葉を持っているから、
あの時、こうすればよかったとか、つい思ってしまう。
でも、失われた時は二度と帰っては来ない。
3月の悲しい犬なら、
海に向かって、ただ遠く吠えるだけ、
そうすることで、哀しみに耐えるんですね。
言葉で自らを騙したり、慰めたりはしない。

今年も春が逝く。
また来む春と、人は云う。
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