ニュース・日記

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風通信171

2019/02/03(Sun)
風通信 |
今日は節分。
明日からは、春ですなぁ。
だからだろうか、如月というのに、
今日は春の嵐の福岡です。

今年も年末から年始にかけて、京都で過ごしました。
穏やかな天気で、京都の底冷えも感じなかった。
さすがに比叡山の麓辺りでは、
それなりに冬の空気を感じはしたけれどね。
一乗寺に、「恵文社一乗寺店」という本屋があって、
お店そのものが思想のような店内。
そこで長い時間を過ごすことができた。
足利美術館や渋谷の松濤美術館で開催された
吉増剛造展のカタログが買えたのが嬉しい。
そういえば、群馬にある大川美術館では、
松本竣介の長期に渡る回顧展が開催されているけれど、
群馬はなかなか遠いですね、やっぱり。

もう少し、恵文社の話を続けます。

もちろん、
たとえばジュンク堂に平積みになっているような本もある。
でも、その大半は、ああ、こんな本があるんだというような
さまざまな分野のセレクトされた本が並んでいる。
そして、その中のいくつかは、
古い木製のショーケースの奥に収まっているんです。
最近はネットで本を注文することが多いので、
本の持つこの物理的な触感が懐かしい。
曇り空の午後に行ったせいか、店内は暗く、
要所要所にクリプトン球の電灯が付いていて、
落ち着いて本を探すことができるけれど、
老眼が手放せない僕としてはいささかつらいものがあった。でも、
ちょっと幸せな時間だった。

恵文社を出て、とりあえず出町柳まで出て、
それから、ジャズ喫茶のYAMATOYAまで。
大音響が苦手の連れが一緒だったので、
スピーカーの前には座らず、店内の奥に陣取って
恵文社で買った鶴見俊輔の本を読み上げた。
ページをめくる速度が格段に落ちたことを改めて確認。
たぶん、体力が落ちたせいだろうな。
ヤレヤレである。

年末に、旧劇団員に約束した台本の締め切りは
1月いっぱい。
中旬までは本業が忙しかったけれど、追い込みを掛けた。
本日、第1稿、完成。
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