ニュース・日記
「啓蟄」が過ぎたからというわけでもなかろうが、
光の中に春が生まれ、
人と会う時間が徐々に増えてきた。
残念なことに、女性からのお誘いはないけれど。
先日、別府源一郎と会う。
若い友人である。そもそも僕くらいの年齢になると、
たいていは若い友人になるわけで、
どういうわけか、僕には同世代の友人は少ない。
家族のことがどうだの、こんど誰それが入院するだの、
そういった類いのことを話すのは好きじゃないせいかもしれない。
別府には、
次回作の制作とステージの掛け持ちスタッフを依頼。
もともと制作畑の人間だと認識されているが、
ステージ・スタッフとしての力があると、
かねがね思っていたので、提案するとあっさりと首を縦に振った。
僕が気がつかない面白い視点や、
的確な判断をくれるので、ありがたい人間だ。
若い友人と言えば、暦が替わるたびごとに連絡をくれる、
暦女子の友人がいるんだが、3月6日の「啓蟄」に連絡がなかった。
忙しくしているとは聞いているので、
そのこと自体になんら含むところはないのだが、
病気にでもなったのではないかと、取り越し苦労。
どうも、年寄りはいけません。
年寄りと言えば、
(まあ、一応、年齢を重ねたと意味ですが)
これも先日、久々に畏友、岩井眞實を会食した。
旧メンバーも揃い、愉しいひとときだった。
岩井さんとの話題は、
演劇に特化せず、文化一般に亘る。
話題には事欠かない。
僕の今の日常では、なかなか儘ならないのです。
きっと、彼の守備範囲が近いのだと思うなぁ。
全体としては、
いわゆる中年を疾うに過ぎたオッサンたちの集いだから、
清濁併せ呑むというか、
高尚な話から下劣な話まで、縦横無尽。
思えば、劇団活動全盛期には、
これがほとんど毎週のことだったから、
あの日々は二度と帰らない宝物のような時間だった。
ギヨーム・アポリネールの詩『ミラボー橋』のままです。
♪ 手に手をつなぎ顔と顔を向け合う
こうしていると 僕らの腕の橋の下を
疲れたまなざしの無窮の時が流れる
日も暮れよ、鐘も鳴れ
月日は流れ、わたしは残る
日が去り、月がゆき 過ぎた時も昔の恋も
二度とまた帰って来ない
ミラボー橋の下をセーヌ河が流れる
日も暮れよ、鐘も鳴れ
月日は流れ、わたしは残る ♪
光の中に春が生まれ、
人と会う時間が徐々に増えてきた。
残念なことに、女性からのお誘いはないけれど。
先日、別府源一郎と会う。
若い友人である。そもそも僕くらいの年齢になると、
たいていは若い友人になるわけで、
どういうわけか、僕には同世代の友人は少ない。
家族のことがどうだの、こんど誰それが入院するだの、
そういった類いのことを話すのは好きじゃないせいかもしれない。
別府には、
次回作の制作とステージの掛け持ちスタッフを依頼。
もともと制作畑の人間だと認識されているが、
ステージ・スタッフとしての力があると、
かねがね思っていたので、提案するとあっさりと首を縦に振った。
僕が気がつかない面白い視点や、
的確な判断をくれるので、ありがたい人間だ。
若い友人と言えば、暦が替わるたびごとに連絡をくれる、
暦女子の友人がいるんだが、3月6日の「啓蟄」に連絡がなかった。
忙しくしているとは聞いているので、
そのこと自体になんら含むところはないのだが、
病気にでもなったのではないかと、取り越し苦労。
どうも、年寄りはいけません。
年寄りと言えば、
(まあ、一応、年齢を重ねたと意味ですが)
これも先日、久々に畏友、岩井眞實を会食した。
旧メンバーも揃い、愉しいひとときだった。
岩井さんとの話題は、
演劇に特化せず、文化一般に亘る。
話題には事欠かない。
僕の今の日常では、なかなか儘ならないのです。
きっと、彼の守備範囲が近いのだと思うなぁ。
全体としては、
いわゆる中年を疾うに過ぎたオッサンたちの集いだから、
清濁併せ呑むというか、
高尚な話から下劣な話まで、縦横無尽。
思えば、劇団活動全盛期には、
これがほとんど毎週のことだったから、
あの日々は二度と帰らない宝物のような時間だった。
ギヨーム・アポリネールの詩『ミラボー橋』のままです。
♪ 手に手をつなぎ顔と顔を向け合う
こうしていると 僕らの腕の橋の下を
疲れたまなざしの無窮の時が流れる
日も暮れよ、鐘も鳴れ
月日は流れ、わたしは残る
日が去り、月がゆき 過ぎた時も昔の恋も
二度とまた帰って来ない
ミラボー橋の下をセーヌ河が流れる
日も暮れよ、鐘も鳴れ
月日は流れ、わたしは残る ♪