クローサー(初演版):キャッチ

クローサー(初演版):キャッチ

改行

物語・・・テレマンのアダージョにのせて贈る2幕12場。4年と6ヶ月の出会いと別れ

出会い

死亡記事担当記者のダンは自動車事故に遭いそうになったストリップ・ダンサーのアリスを救う。パンのみみを切ったサンドウィッチを食べる男。それだけで男を愛する女がいる。

スタジオ

カメラマンのアンナはダンのポートレイトを撮影。出版されるダンの小説のカバー写真である。小説のテーマは同棲したアリスの半生。アンナの美しさに惹かれたダンは、彼女にアプローチを仕掛ける。迎えに来たアリスはそのことに気づく。

ネット・サーフィン

医師のラリーは偶然、女性になりすましたダンとネットSEX。悪戯に気づかないラリーはその女性アンナに会いに水族館へ行く。そこに現れたアンナ本人と出会い、彼女から真相を聞かされながらも、アンナとの出会いを喜ぶ。

ギャラリー

アンナの個展会場で4人二組の男女の出会い。ラリーとアンナ。ダンとアリス。ラリーとアンナは婚約し、ダンはアンナに固執し、アリスはラリーと挨拶を交わす。

アパート

それぞれの破局。それはダンとアンナが関係を持ったという告白に始まる。

ストリップ・クラブ

ラリーはストリップ・クラブに戻っていたアリスと再会。台詞の応酬の果てに、同棲を始める。

改行

・・・そして、彼らは、それぞれに裏切り、自虐し、満たされないままに時間を背負ってゆく。
優しくて、甘えん坊で、わがままな男女の恋愛模様。
心を通わせて愛し合う幸せを知りながらも、
心のむなしさを埋めるだけの快楽も求めた男女のジレンマと渇望感。
台詞はテンポよく、散りばめられたエロチシズムはR指定気味。
笑わせて、そして最後にしんみりと余韻あり。

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