ニュース・日記

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風通信140

2017/12/01(Fri)
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続きます。

僕はもともと二次元の芸術の中では、
絵画よりも写真の方が好きだったのだが、
アンセル・アダムスは寡聞にして知らなかった。
なんでも、二十世紀の巨匠とか・・・。
「美と崇高の風景写真家」というキャッチだったので、
躊躇したんだけれど、ま、近くだしね、
時間的にも余裕もあったりして。

ちょっと古いけれど、ロバート・キャパや、
日本で言えば、沢田教一、石川文洋など、
戦場写真というか、報道写真にはほとんど興味がない。
以前、ピューリッツァー賞の作品展があった時、
見るに堪えられず、会場を途中で抜け出したくらい。
だから、僕のお気に入りは、
ヘルムート・ニュートンやエリオット・アダムスです。
日本にもすぐれた作家はもちろんいるけれど、
なんか、気持ちウエットな感じで今ひとつ乗り切れない。

で、そのアンセル・アダムス写真展。
ウームでした。
人物写真は意図するにせよ、しないにせよ、
写真の中にドラマがあるように思う。
自然のそれの場合は観る側に物語を要求する。
そうでなければ、対象物を演出するというかサ。
しかも、その演出は、表層的なことが多いように思うのです。

というわけで、新美術館に戻り、
地下のミュージアムショップへ。
美術館のミュージアム・ショップはどこも楽しい。
そして、ここは特に、だったが、今回は収穫なしでした。

乃木坂から表参道、そして渋谷へ戻る。
昨日に引き続き、Bunkamura。
ただし、この日は、
オーチャードホールのNHK交響楽団の定期演奏会。
プログラムは、
ベートーヴェンの『ピアノ・コンチェルト5番』と、
ムソルグスキーの組曲『展覧会の絵』(管弦楽版)
というオーソドックスなレパートリーだった。
ピアノはゲルハルト・オピッツ。
オピッツとベートーヴェンだから、
その取り合わせは言うこともないのだが、
なぜか、アンコールがないのですね。ちょっと残念。
いっぽう、N響の方は、
ラベルの『亡き王女のためのパヴァーヌ』(管弦楽版)で、
これはお気に入りの曲だから、ちょっと満足。

東京でのコンサートはサントリーホールが多い。
ここは、建物の構造条件の制限もあるのだろうが、
やっぱり、サントリーホールは、
そのエントランスからの動線も含めて、
オーチャードホールとは違うという認識を改めて思ったのでした。

そして、
ほとんど最終便で、帰福。
誰にも会わず、誰とも話しもせず、
駆け足の二日間でした。

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