ニュース・日記

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風通信195

2020/08/03(Mon)
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 ここのところのコロナ陽性者の数をみると、第2波がすでにはじまっていると思うんだけど、どうなんだろう? 重症者の割合は低いということだが、僕のように高齢者だと一概に「ああ、そうですか」と言えないことは確かですな。僕の周りは今のところ大丈夫だけど、ソフトバンクの長谷川が罹患して、昨日の試合は中止。中世の修行僧のような彼が夜の街で遊んだとはにわかには信じがたいので、何処で誰が罹患するか闇の中、かいもく分からない情況だね。

 問題は、10月の公演。なんか、本気で心配になってきたなぁ。前にも言ったように福岡県の施設なので、県のガイドラインで使用不可となったらアウトです。でも、すでに列車は動き出しているから、よほどのことがないかぎりそれを止めることは出来ない。観客席が半分になろうとも(そしてそれはほぼ確実なんだけど)、舞台は必然的にそこにあるべくしてあると考えたいんです。というかね、公演、それ自体がヴィークルとして僕らを運んでいるような感じだな、今は。横を見れば、作家の別府がいるし、心強い我が制作スタッフもいる。地味に待っててください。

 先週は、装置のN君と打合せ。コロナ対策の具体案は出していない。今週、頼りのA君と打合せの予定。何かと工夫を凝らすベテラン、稀代のアイデアマンだから妙案が出てくるんじゃないかなぁと期待しているけど・・・。なにより、コロナ対策を考えなくちゃいけないよね。また、先週はバンドチームの椎葉さんとも打合せをした。思いがけず、アレンジの方向性が定まっていて、正直ビックリした。練習場所の目安もたって、ガールズコーラスに関する人の手配なんかも話せました。今回のひとり芝居3本立ては、幕間に1950年代から60年代の楽曲をセレクトした。だから、おそらくコード進行もシンプルなはずだ。

 拠点の稽古場は、大橋の「夢あ〜る」。昼間は仕事があるので、主に夜の稽古です。僕はだいたいにおいて稽古のときは動き回りながらなんだけど、最近は1時間もすると体力が持たなくなって、つい椅子に座る。致し方ないとはいえ、情けない。でも、とりあえず頑張ってます。稽古場の経費はバカにならないんだけど、「夢あ〜る」は市の施設なのでかなりリーズナブルに設定してあって、それはそれでありがたい。一方でさらなる経費削減のために、無料で貸してくれるところを探して、ついに教育関係施設の視聴覚室をお借りすることができたんだよ。関係者の皆さまありがとうございます。

 稽古場問題は舞台関係者にとって積年の課題だな。制度として芸術文化の振興を促すシステムは少なからずあるし、多くの劇団はそれを頼りにしている面も否めない。でもなんか変な感じ。巧く言えないんだけど、ベクトルが違うような気がするんだね、僕は。たとえば、芸術振興のためにこんなことを企画したので、参加したらどうかというベクトルは、創作側にとって受身であることは免れないでしょ? 行政は所詮ゼネラリストでなくちゃ務まらない職種で、そんな行政側に頼ってどうするの? といつも思う。むしろ、スペシャリストである僕らの方から行政を動かすくらいの気概が欲しいのですね。ところが、ひとりひとりの、あるいはひとつひとつの劇団の声ではたぶん届かない。だから纏めてパワーにする。僕がかつて非営利団体を創ったとき、おぼろげながら考えたいたことは、そういうこともあったんだ。ま、主役にならない団体ね。だって、主役はあくまで芸術創造団体でしょう。その支援するなら主役になってはいけないのだから。んなことより、とりあえず、僕は稽古場が欲しいのだった。
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