ニュース・日記

ニュース・日記

稽古日記14

2011/10/29(Sat)
稽古日記も早いもので14になりました。

10月28日は4幕と2幕をしました。
本番が間近なこともあり、
休憩中には役者の方それぞれが進んで意見を交換しあったりと真剣な雰囲気です。
小道具も結構そろってきました!
小道具担当が作ったブーツが素晴らしい。あれは靴屋さんになれるレベルでした。

私はヘアメイク伝達担当でして、
ヘアメイクのアイデアが届いたので、その確認を演出にお願いしました。
衣装も楽しみですが、ヘアスタイルも要チェックですね。凝ったものになりそうです。

亀岡
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稽古日記13

2011/10/27(Thu)
本格的に寒くなってきて、暖かいお布団が恋しい季節になってきました。

代謝が悪いため、常に身体が冷えております。だからお風呂やお布団に入ると幸せな気分になります。

今日や明日は寒くてもまた気温が上がったりするらしいですね。

体調を崩しそうで嫌です。

今日の稽古には遅れて参加したのですが、早速牛嶋と堤がマスク姿。

きつそうにしながらも一生懸命小道具を作っていました。

私はと言うと、初めての衣装係としてアーニャを捕まえて衣装を着せたり、ガーエフさんと衣装の話をしたりしていました。


今回の衣装、この季節には無い(あまり売ってない)色を指定されてしまい、素材感等を統一させようと思ったら結構難しい。


役者の方々が協力して下さって衣装を集めさせてもらっています。

本当に感謝感謝です。ありがとうございます。

更に本日の稽古には照明の荒巻さんが来て下さいました。

私は今回初めてお会いしましたが、荒巻さんはすごく頭の切れる面白い話をされる方でした。

安永さんは「僕の思っている光を作ってくれるんですよ」と嬉しそうに話をしていました。

本番まであと2週間を切り、稽古も緊張感あふれる感じです。

最近じっくりとは見れてないのですが、前見たときより面白くなって来ています。


私は衣装を頑張ります!

陶野
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稽古日記12

2011/10/20(Thu)
本日は、パピオビールームでの稽古でした。
昨日は青年センターと今週はアントンのホームを離れて
市内を転々としております。

4幕を中心にシーンごとのではけを確認しながら進めました。
老若男女が入り乱れて熱が入ります。

わたしも代役から離れて外から舞台がみえるようになりました。
本番が近づいてきましたね。


川中





写真のアップが...
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稽古日記11

2011/10/19(Wed)
金木犀の香りがしますね。この香りがしてくるといつも懐かしい気分になります。
幼稚園で使っていたでんぷんのりと同じ香りだからでしょうか。

月曜日の稽古は、3幕と4幕の返しでした。

本番の舞台に近付けるために、机と椅子を大移動させての稽古です。
これで複雑な出ハケがはっきりしてきました。

役者さんの手からはだんだんと台本が外れてきています。
ひー、私もしっかりしなければ(汗)

演出家が最後のミーティングで熱く語ってくれました。
感情があって、行動があって、台詞がある!
どう表現するか、綿密に計算しなければならない!
ちょっとした手の動き、足の運び、表情、それから間も、全て意味のあるものにする!

ふむふむ…根拠…大切……台本を読むって大変…

稽古はいつもとても勉強になります。

今日も稽古です。おにぎり食べて頑張るぞー!

高山
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風通信7

2011/10/17(Mon)
風通信 |
土曜日の夜は風の強い夜だった。
夜に吹く風は苦手だ。

1970年代の東京を思い出す。
僕は、二十歳にはなっていなかった。
世界中を相手にたったひとりでも戦えると思っていた。
今にして思えば、武器は何もなかったのにだ、でも。。。
・・・そして、僕はひとりぼっちだった。

西新宿はやっと京王ホテルが出来た頃で、都庁はまだ建っていない。
ビル風がひどくてね。
あたりはまだ、舗装された道路だけで、あとは更地だった。
僕には誰もいなかった。
冷たい冬のビル風に飛ばされそうになりながら、
温めてくれる恋人も、ドアを開けてくれる友達もいなくて、
ポケットの中には折れ曲がったハイライトが3本だけ入ってて、
いつも僕は、ひとりぼっちだった。
そして、身体の外側や、内側を風がいつも吹きすぎていた。

そういう時代を通り過ぎてきた。
そして、その時代の扉はしかるべき時を経て、閉じられた。
生まれてから何回扉を閉じただろう。
思い出すたびに、人は少しずつ年老いていく。

チェーホフは、『桜の園』で、ヤーシャという登場人物を造型している。
女主人のお伴でフランスで過ごし、共にロシアに帰ってきた若者。
そのヤーシャが、年老いた下僕に向かって「死んじまえばいい」と言う。
19世紀末にチェーホフは、そういう人物をしっかりと造型している。
言うまでもなく、その言葉の是非を問うのは、
社会学者や心理学者、あるいは教育学者に任せればいい。
芸術の領域ではない。芸術は判断しないのです。
ただ、そこにあるものを提示するだけ。
チェーホフだって、提示しただけ。
ほら、こんな人間がいますよ。。。と、ね。

ヤーシャは単に、想像力の欠けた、愚かな若者だ。
自分がいつかそのように言われるようになることを想像すら出来ない。
でも、そういうバカが多いんですね、21世紀の今でも。

年をとることも、そうして考えてみると、
あながち悪いものではないように思える。
冬の西新宿のビル風に吹かれた、ひとりぼっちの20歳の僕は、
きっと、とんでもないバカだったんだろう。
そして、その愚かさを今は、見つめることが出来る。
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稽古日記10

2011/10/16(Sun)
亀岡です。
土曜日は中央市民センターで午後1時から5時までがっつり稽古でした。
出ハケやら立ち位置やら結構決まってきた気がします。
みんなのカラーも出てるし、やっていて面白いです。
読売新聞の夕刊にアントンが載っていたのでみんなで見ました。

稽古のあとは団員だけカフェでミーティングでした。
よくよく考えたら団員みんなでカフェ行くなんか初めて。でもまたみんなで行きたいなあ。
ミーティングとかじゃなくて、純粋なゴハン食べ行く感覚で。

個人的なことになりますが、そのあとは団員の高山実花ちゃんと夕飯を食べました。
笑いすぎてNK細胞が活発になりました。
10時前に天神で実花ちゃんと別れて、家帰って、今度はドライブでした。
前にも連れて行ってもらった四王寺山へ。車の中ではスガシカオの「夜空ノムコウ」や「アシンメトリー」をかけて。

夜景が綺麗だった。福岡って素敵な街ですね。
いやー、長かったなあ…4年とちょっと。
月も綺麗…というよりは、毒がある不思議な綺麗さでした。
スガシカオの「アシンメトリー」って感じの月だった。
久々にかかってきた懐かしい人からの電話は、私のささくれだった心に染み込みました。

とりあえずそんな一日でした。稽古日記じゃないね、これ。
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稽古日記9

2011/10/14(Fri)
私が勝手に名付けた「稽古日記」も9回目となりました。

よく途切れてしまうアントンの日記も順調に続いていっております。

これも日記リーダー亀ちゃんのおかげです。


さて、今回の稽古。

稽古日記1で代役をすることが嬉しいと書いたのですが、最近嬉しいというよりも緊張しております。

なぜかというと、半立ち稽古になってきて役者さん全ての出ハケを見ていないと他の役者さんにご迷惑がかかるからです。

私、たまにボーっとしているので、いざ代役になった時に何処から来て何処にハケていいのかわからなくなります。

慌ててハケて「陶野さんこっち!」という場面もありました。

ナハナハ・・・・。


安永さんが演技指導している時に俳優さんの反応が色々あるのですが、人によって受け方が色々あるんだなぁと気づきました。

もし、栃原さんが安永さんから指導を受けたとします。

安永さんは台本片手に「こうしてほしい」という動きを舞台狭しと栃原さんの近くを歩き回られます。手振り身振りを加えて。

しかし私の目線を栃原さんに向けると役に入り込んでいて真剣に台本とにらめっこ。


歩き回る安永さん、見てない栃原さん・・・。


ご本人たちには悪いと思いつつも、最近のツボです。


陶野
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稽古日記8

2011/10/12(Wed)
本日、つむじさん参戦。
ええ男ですわ。
うちの近所に住んでいるらしい。ときどき飲みに誘おう。

話は変わりますが、9日・10日と福岡女学院大学の学生ホールで集団「たま。」の第3回福岡公演がありました。タイトルは「カリーなる一族」。第1回福岡公演は「愛のリコーダー」でした。どっちも映画のタイトルのもじりです。

面白かった。でも観た団員の評価は真っ二つに分かれました。まあ、評価は満場一致でないほうがよいのです。
この劇団のセンス(というよりズバリ中西彩華のセンス)はちょっと福岡には見あたらないな。
言葉ではとても言い表せないので、また福岡でやるときは観てあげて下さい。

われわれもがんばらなければと思った次第です。

岩井でした。
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稽古日記7

2011/10/12(Wed)
制作の矢野です。

ただいま稽古中。

隣の部屋から稽古をしているみんなの声が聞こえてきます。
声だけで稽古場の様子が垣間見えます。

作業を終わらせて、早く稽古場を見に行きたくなります。

チケットも順調に売れておりますので、早めの購入をお勧めします。


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稽古日記6

2011/10/11(Tue)
早いもので『桜の園』の本番までちょうど一ヶ月。

みんなの足を引っ張らないように、しっかり稽古せねば。

アントンに入団して8年め、年齢だけを重ねててもいかんしな。

それにしても実際より20以上若い大学生役だから大変です。

今週からキャストも稽古にそろうそうで、楽しみです。

まずは台詞入れなきゃね。

チケットもがんばって売るぞ。

そうそう、今年の夏のワークショップは楽しかった。

元気もらえた。

参加者の目がキラキラしてた。

台本らしきものを書き、演出めいたこともしたし。

また、機会があれば、やりたいなあ。


とち
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風通信6

2011/10/09(Sun)
風通信 |
僕は、もともと眠りは深い方なのだが、
最近、夜中にふと目覚めることが多い。
先日も、あれこれ考えながら眠りについたせいか、
目が覚めてしまって、その時は妙に神経が立ち上がってしまって、
朝まで起きてられそうな気配。

ベランダに出て、夜風にあたった。

ベランダからは、福岡市内の灯りが見え、
正面には黒々とした油山の姿が見える。
空は、くっきりとした夜だ。
こってりとしたバターの固まりを
空に投げつけたような夜の雲が東から西へ流れている。
フランソワ・トリユフォーの『アメリカの夜』を思いだす。
いや、映画そのものじゃなくて、ね。

中学生の時、ヘルマン・ヘッセが好きだった。
今でも、その詩の一節は暗唱できる。
ちょっと恥ずかしいのだけれど、
オジサンとしては、その恥ずかしさより、
懐かしさの方が先に立つ。

「おお見よ、白い雲はまた
 忘れられた美しい歌の
 かすかなメロディーのように
 青い空をかなたへ漂って行く!

 長い旅路にあって
 さすらいの悲しみと喜びを
 味わいつくしたものでなければ、
 あの雲の心はわからない。」

あっているかしらん・・・

書いていて、やっぱりちょっと恥ずかしいよね・・・あは。

ともあれ、僕はその夜の雲を見ながら、
僕はヘルマン・ヘッセのこの詩を思い出していたのです。

今どきの高校生や中学生の多くが、
ヘッセはともかく、ライナー・M・リルケ、
アルチュール・ランボーやポール・エリュアール、
アルフレッド・テニスンや、ウイリアム・バトラー・イエーツの詩を
読んでいるとは思えない。
もちろん、昔だってそんなにいなかっただろう。
でもね、
いやしくも、クリエイティブな活動を志すなら、
少しは知っていてもらいたいと思うのです。
それを知らずに、創作するのと知って創作するのは
やはり、どこか違うのじゃないかと思うわけでサ。

でも、こう言うのを「年寄りの冷や水峠」と言うんだろうな。
ダグラス・マッカーサーの言葉を思い出す。
・・・Old soldiers never die; they just fade away.
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稽古日記5

2011/10/07(Fri)
稽古日記隊長の亀岡は、今日も日記を書きます。
ピンチヒッターなのです。スーパーサブです。アントンのリーサルウェポン。
・・・すみません調子乗りすぎました。

さて、今回の稽古は桜の園第二幕でした。
ひとつひとつの意味合い、しぐさ。言葉の発し方・・・アクセント。
これらのことで細かい指示が飛んできます。
チェーホフの計算し尽くされた話に対して、どのように解釈できるか、
それをキャストの中でどれだけ理解し合えてどれだけ表現できるか。
まだまだ台本を持っている段階ですが、
やっぱり人の顔を見てこそ気持ちが入る。
キャストもお互いの顔を見てやり始めてます。

稽古の中でもロパーヒンとトロフィーモフの掛け合いが印象に残りました。
ロパーヒンの皮肉に対し相手にしないトロフィーモフ。
ところがある台詞をきっかけに自分の本音を言います。してやったり。
ここのシーンを何度も繰り返すことで、
“アントンの”ロパーヒンとトロフィーモフの関係性が分かってきました。
何度も何度も納得のいくまでつめる。
壊して作って、何度もやり直す。
アントンってそういうところで全く妥協のない集団だなと思います。

さあ・・・次回の日記は誰なのか・・・!!
この日記の中に伏線が!
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稽古日記4

2011/10/05(Wed)
稽古日記4、続きまして牛嶋です(*^^*)
(*^^*)←この顔文字が好きなので多用しようと思います(*^^*)


さてさて本題の稽古について!
・・・と言いましても、私は裏方なので稽古といっても代役をやったり、制作のお手伝いをしたりなのであんまり稽古ネタがないんですよね。てへぺろ(*^^*)


なので今回発見した我らが安永さんのカワイイ一面を紹介しようと思います!へへへ(*^^*)


えー、私は人間の他に、2匹のニャンコと1匹のワンコ、たくさんのメダカ達と暮らしていて、その中のニャンコ1匹とほぼ毎日一緒に寝ているんですが、ニャンコが体の上だの横だので寝ているので、寝てる時にあまり身動きがとれません(*^^*)

で、これはきっと体に悪いだろう(でもニャンコ可愛いから改善しようと思っていない)、というお話を安永さんにしたところ、猫と寝るのはやめた方が良い!とめっちゃ言われました。

何でも、昔猫と一緒に寝ていた安永さんは、猫の毛が肺に入り、1週間高熱でうなされたとかなんとか・・・

それは怖い!と思いましたが、それよりあの、芝居に関して激アツの超キビシイ安永さんが「俺も昔猫と寝よったったい・・・」とオドロキのカワイイ発言に心の中はニヤニヤでした(*^^*)(*^^*)(*^^*)

あとここだけの話、安永さんはマ●ドナルドのハッピーセットのおもちゃが好きです(*^^*)


安永さんは怖い時もあるけど面白い人です(*^^*)(*^^*)(*^^*)(*^^*)(*^^*)(*^^*)(*^^*)
故に、こんな面白い人が演出してるアントンクルーの桜の園も絶対面白いはずです!!!!!!!!!!!


公演まであと約1ヶ月。どんな作品に仕上がるのかわくわくです★


うしじま
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稽古日記3

2011/10/04(Tue)
亀岡隊長から指令が届きました。稽古場日記第三弾を担当しますのは、はじめまして、高山です。
入団半年未満のど新人です。
緊張感漂う稽古場に毎回ビビりっぱなし、ついていくのに必死、な私ですが、昨日の稽古もなかなか大変でした。

まずは、演出の安永さんから変更点の指示があり、それをみんなで書き留める作業をしました。
いやー、学生時代を思い出しました。板書が少ない先生の講義。ピッと記憶してサッと書かなきゃいけないんだけどこれがまた難しいのです。聞きながら書きながら聞きながら書きながら聞きながら漢字思い出しながら聞き逃しながら…。そう考えると同時通訳の人って本当にすごいなぁ。

この変更(修正?)で、かなり言いやすく・伝わりやすくなったと思われます。

そして、読みの稽古です。
変更点もあったので、第一幕を丁寧に細かく読んでいきました。
改めて読むと、第一幕には『桜の園』全四幕の全てが詰まっているんですね。わーお!第一幕とっても大事!

休憩中には衣装の候補もお目見えしまして、ワクワクです♪

さあ、明日も稽古です。おにぎり食べて頑張るぞー。

高山
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稽古日記2

2011/10/01(Sat)
稽古場日記が安永さんの指示ではじまりました。
特攻隊長は私、かめちゃんであります!!(初っ端に陶野さんに書かせてしまったけれども)
さて、三行目にして何を書けばいいかわかりません!!
今日の稽古内容は、


演出家台詞の変更→読み
といった感じでした。
復讐…いや、復習も兼ねて一幕から四幕まで。
やはり台詞は速く言いながらもきちっと立て、さらに重くなりすぎないのが今回の大きなポイントでしょうか。
居残り組はチラシも折りました。三つ折りを一人前に出来るようになりたいです。


もうネタが思いつきません!!私の記憶力低下が顕著であります!!
たっけてポッパ〜イ!!!!
これだけで終わるのもよろしくないので、ちょっと私のお話を。


私はアンパンマンが好きなので、このごろよく動画を見ます。


ところがこいつ、色々と問題が多い。
勢い余って屋根をこわし「いっけなーい」との軽いノリ。
それに対して、ジャムおじさんも「屋根はまた直せばいいんだー」との軽いノリ。
何をしてもどんな予定が入っていても番組開始4分で「それじゃあ僕はパトロールに行ってきます」を口実に逃げ、
自分の鼻をおなかがすいてる子にあげると「鼻がなくなっちゃったから力が半分しか出ないんだ」という。
あんたの力の50%は鼻に集約されてんのか。


…こんなふうに突っ込みどころは多々あるにせよ、アンパンマンの歌詞ってよく見たらとても深い。
やなせさんのアンパンマンに対する思いや、彼の弟さんの話を聞くと心を揺さぶられずにはいられない。
機会があったらぜひ調べてみてください。


次の稽古日記は誰にしようかな。
風通信も個人的には楽しみなんです。内緒だけどね。

☆亀岡☆
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