僕は、天文少年ではなかったから、
星座のことなんか、何も知らなかった。
あれがシリウスだと教えられたのは、高校生の時だった。

今夜も、雲が低く切れ切れとして
西から東へと流れていく冬の夜空の中に、
シリウスは明るく輝いて見える。
あたりまえだけど、輝きは、あの頃と変わらない。
多くの物事が変わっていったけれど、
変わらないものだって、たくさんある。
つまり、不易流行ですね。

さて、2013年がはじまった。
オペラの開幕のように静かに。
過ぎた時間の中で、僕は何をなし、何をなさなかったか･･･。
残された時間は、それほど多くない。
シューベルトの最後のピアノ・ソナタよりも短いくらいだ。
なにしろ、あの曲は永遠に長い（笑）

『水曜劇場』が岩井、岡本で幕を開けた。
僕は、とりあえず、照明スタッフなのだが、
これが、なかなか面白い。
演出の要請はあるのだが、それ以外に、適度に遊べる。
もちろん、小屋の性格上、許容範囲は限られています。
ただ、打ち合わせにないアドリブが入った時に、ちょと困る。
もともと、アントンはアドリブを許さない劇団だったのだが、
最近は、その厳しい鉄則もどこへやら。
毎回、よい意味で演技のクオリティが違うもんねぇぇぇぇ。
臨場感、たっぷりです。
それでも、他の劇団にまねの出来ないアントンらしさは
維持したいものだと思う。

不易流行のならいはあれど、である。

年が明けて、９日(水)は最初の水曜劇場。
本日は、キャストも変わって、全体の通し稽古でした。
役者も変われば、舞台も変わる、そんな感覚でご覧いただけると思います。

ということで稽古写真です。
第三の男が写っていません。まだ先か。



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みなさまのご来場お待ちしております。

乾燥肌に悩み中の、川中でした。