ニュース・日記

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風通信32

2013/06/30(Sun)
風通信 |
まだ、もちろん梅雨は明けていないんだけれど、
今日の午後、夏の扉が開いたようだった。
僕はかねがね、
夏という季節は遠い山から始まるように思っている。
輝くような白い積乱雲が青みを帯びた遠い山の背景にあり、
その雲の透き間から、青空が見える。
近くの山は緑が深く、
夏の初めの風は美しい人の髪を柔らかくゆらすようで、
始まりの予感がする。

谷川俊太郎は、『ネロ』という作品で、
いくつもの記憶の夏を描いている。
その最後の連は、
「もうじき又夏がやってくる
 そして
 僕はやっぱり歩いてゆくだろう
 新しい夏をむかえ 秋をむかえ 冬をむかえ 春をむかえ 更に新しい夏を期待して
 すべての新しいことを知るために
 そして
 すべての僕の質問に自ら答えるために」
となっている。
もう、間違いなく18歳の生まれたての詩人の作品という気がする。
さて、
僕はあと何回の夏を迎えることが出来るだろう。

ふと、思ってみる。

水無月が過ぎていく。
明日からは文月。
『ワーニャ・レッスン』が本公演に入る。
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稽古は順調に。

2013/06/02(Sun)
昨年の6月6日にスタートしました「アントンクルーの水曜劇場」
もうすぐで、1年が経過しようとしています。
ご来場いただきました皆様誠にありがとうございます。

トップページに案内させていただいていますが、
現在、新作『ワーニャ・レッスン』は順調に稽古が進んでいます。
ちょっと前はこんな感じです。
IMG_20130528.jpg

お披露目は、6月19日のリーディングスタイルから。
もう少々お待ちくださいませ。

川中
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