ニュース・日記

ニュース・日記

はじめまして

2014/08/29(Fri)
今回日記を初めて書きます。初めてということで僕のプロフィールを書きたいと思います!


名前 福田耀大(ふくだ ようだい)
生年月日 1995年8月7日
趣味など 映画鑑賞(主に洋画)、サッカー観戦(サッカーをするのも好きです)、免許は持っていませんが車が好きです(日本車、外国車問わず)

ザッとこんな感じです(笑)

明日は自分にとって舞台デビューになるので気合いを入れて頑張りたいと思います!!

ご来場お待ちしております!
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稽古場より

2014/08/26(Tue)
久しぶりに、稽古場に顔を出すことができました。
月曜は、いじ☆かるstudioでした。

ファイナルバージョンかなり仕上がってきています。
音響・照明が入るとさらに。

週末は、会場でお待ちしております。
ご期待ください!  

川中


8gatukeiko.jpg
※写真は、稽古中の素材です。
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次から次に課題が…

2014/08/24(Sun)
一週間後が「巷説 井尻殺人事件~ファイルバージョン~」本番です。
まだまだ課題は山積みで、自信なんてありません。
課題が全て解決されることなんてありませんよね。
やればやるほど、次から次に課題が出てきます。
本番ぎりぎりまで、私は色々考えて、沢山悩みます。
私みたいな未熟者が一生懸命考えたところで、答えは出ないでしょうけど…。
それでも私なりにいろいろ考えて、悩んで、今の私にできる全てを出しきるしかありません。

そして、観に来てくださったお客様に何か感じてもらえたら嬉しいです。

本番当日、いじ☆かるstudioで皆様とお会いできるのを楽しみにしています(^-^)

どうか、未熟者の私が一生懸命やってるのを暖かく身守ってやってください。



✳︎岡本直華✳︎
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風通信52

2014/08/23(Sat)
風通信 |
昨夜は、知人のリサイタル(メゾ・ソプラノ)に行った。
「あいれふホール」です。コンサートホールといえば、
福岡では「福岡シンフォニーホール」があるけれど、
響きの点からいえば、「あいれふ」の方が格段に素晴らしい。
ちなみに、僕がいちばん好きなのは「サントリーホール」です。
エントランスから客席に入る感じをはじめとして、
1階に座った時に感じる空間のほどよい感じが、なんともいい。

リサイタルのプログラムは、
第1部がドイツ歌曲中心で、これは定番。
しかし、僕の知らない曲も多かった。
第2部はアラカルトで、久しぶりに武満 徹の歌曲を聴いた。
心に染みるというのではないが、ほんとに幸せな気分になります。
アンコールで、「8月ということで、最後に・・・」という挨拶の後、
彼女は『さとうきび畑』を歌った。
実は、というほどでもありませんが、
世情、名曲と言われるこの曲が、僕はあまり好きではなかった。

2連目のフレーズだったと思うけれど、
「むかし海の向こうから/いくさがやってきた」とか、
最終連の「この悲しみは消えない」とか。
いかにも日本的心湿性に満ちた無責任な感じがしていたんですね。
でも、今日改めて聴いていて、やっぱり名曲だと思った次第。

いつだってそうなんだけど、
声なき人々や言葉を多く持たない人が、
大きな声を出す人間や、言葉を弄する人間の犠牲者になる。
声なき人々の感覚としては、
まさに海の向こうから「いくさ」が来たんですね。
その感覚を賢しらな言い回しで否定的に捉えることは出来ない。
「悲しみ」とはひどく安直な言葉のようだけど、
それ以外に、
どんな言葉も見つけることは出来ないんじゃないかと思う。
そして、だからこそ「風が通りすぎるだけ」なのです。

福岡では、このところ、雨続きで青空を見ない。
深い透明な青空に、握り拳のような白い雲いくつも浮かび、
その下では、どこまでも広がる緑色のザワザワと揺れるサトウキビ畑。
そんな風景が心に広がっています。
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『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』

2014/08/16(Sat)
岩井です。
このほど、標記の本を読みました。

プロレスの力道山と、「木村の前に木村なく、木村のあとに木村なし」といわれた柔道王・木村政彦との間でいわゆる「巌流島」の決闘が行われたことは格闘技の歴史ではよく知られています。

結果は力道山の圧倒的勝利。
この一騎打ち、実は「引き分け」というシナリオがあったのですが(プロレスだから当然シナリオがあります)、力道山がいきなり約束破りの攻撃を始め、とまどう木村を血だるまにしてしまったのです。
この勝利を境に、力道山は敗戦まもない日本人に勇気をあたえる国民的英雄となり、木村は格闘技の表舞台から静かにさることとなります。

本書はその謎に迫る渾身のノンフィクションです。新潮文庫で上下2巻、盆休みを使って一気に読みました。必読ですよ。

著者は増田俊也。
このノンフィクション、著者と対象との距離感がいいのです。
普通、いい作品というのは、著者と対象との距離は常に一定なのです。でもこの著者は対象との距離のとり方に悩み、その悩みを正直に読者にさらけだしています。
著者は、「真剣勝負なら木村の方が力道山より強かった」ということを証明したくてしかたがない。そのためにいろんな人に会って証言を得る。その過程で、一定の結論に向って証言をミスリードしようとしている自分に気づく。
そこが新しいのです。

それにしてもすごいのは、木村政彦の練習方法とその時間。
1日9〜10時間も柔道に打ち込むのですから。

おれ、そんなに長く芝居の稽古したり台本書いたりできるかしら。
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風通信51

2014/08/15(Fri)
風通信 |
夏を迎えると、
決まって70年前の戦争のことが取り上げられる。
毎年のことで、それはそれで意義あることだと思う。
今日は8月15日の敗戦記念日だし。
しかし、いつものことだが、やっぱりどこまでいっても、
戦争に対して相対化されてないという視点が拭いきれないですね。
15日という日付も、戦争による犠牲者を
一般的な先祖の霊を祀るというカテゴリーの中に
収斂させたんじゃないかなぁ。つまり
そのことで巧妙に戦争を相対化することをすり抜けた例だと思うけれど、
どうなんだろう?
誰がというわけではないけれど、
権力というのはそれくらいのことは平気でするものだし。

先日、NHKで『山本五十六の真実』というドキュメンタリーを観た。
残念ながら初めの方は見逃したんだけれど、
それでも約2時間を最後まで見続けた。
なんでも、山本の新資料が公開されたことを受けた番組のようだった。
印象に残ったのは、
しかし、山本五十六の残された手紙(新資料)ではありません。
その手紙の受取人であり、それを銀行の貸金庫に残した
堀 悌吉のことです。
彼は、山本と海軍兵学校が同期で生涯に亘って友だちだった。
山本も成績は悪くはなかったが、
堀は入学から卒業まで
成績がほとんど1番か2番でだったと記録が残っている。
卒業後、もちろん海軍に入り、当時世界で進められていた、
「軍縮会議」等に随行員として参加する。
そして彼は海軍の中で「条約派」として軍縮に舵取りをし、
軍拡を推し進める「軍令派」と対立する。
すごくシンプルに考えるなら、
「条約派」は不戦派で、「軍令派」は好戦派でしょう。
時代の流れの中で、堀は権力抗争の犠牲者となり予備役に付され、
海軍を去ることになる(昭和34年没)わけです。

なぜ、長々とこんなことを書いてきたかというと、
今回の『巷説 井尻殺人事件』は、
今は、記憶にしている人はほとんどいないと思うけれど、
1997年に起きた「東京電力女性社員殺人事件」が
作品のモチーフになっているからです。
ん? どういうこと? と思いますよね。
では、もう少し詳しく。
オリジナル・バージョン、ブリリアント・バージョン、
そして、今回のファイナル・バージョンだから、
多少のネタバレはご容赦願うとして、
この殺人事件の背景に東京電力内にある
原発推進派と原発反対派の権力構造があったことを
作者の岩井は巧妙に虚構化しています。
もちろんのことだけれど、
原発反対派は、権力によってはじき飛ばされ、
人生まで狂わされることになるという次第。
その堅い構造をいかに柔軟にあるいは軽薄に見せるかが、
今回の芝居の大きなポイントです。
今でこそ、「東京電力〜」と言われるけれど、
当時は朝日新聞では圧力で単に「電力会社社員」としか報道されていない。
つまり、そこまで権力は根深く及んでいたということなんです。
まあ、それにしても、この構造は、
先の「条約派」と「軍令派」の権力抗争とほとんど軌を一にする。
声なき人々の惨苦や苦悩や煩悶を想像することすらできない権力。
今だって、何も変わってはいない・・・福島で、そして沖縄で。
変わらんねぇ・・・、嫌になるほど・・・日本は。
あ、とは言え、だからといって難しい話ではなく、
表層としては、先日も書いたように、
つかさんへのオマージュだから、作品もそのように仕上げるわけですが。

と、ここまで書いたところで、
HPに東の日記がアップされた。
ヤレヤレである。
作品に対する深い共感と確かな信頼があるのは申し分ないし、
もとより劇団代表としてそのことに異議を唱えるわけではないが、
経験上、一方で役者の思い入れが強すぎると、
作品としての出来はイマイチになることが多いのですよ、はい。
どうやら、今回の演出家職人としての僕の仕事は、
役者の客観性を担保することになりそうです。あは。
だいたいね、パドックで発汗しているサラブレッドは、
たいていターフで走れないと相場が決まっているもんねぇ。
(この比喩は分かる人には分かるという比喩ですね)
作家は言葉に責任があり、演出家は芝居と観客に責任がある。
稽古場で作家が書いた台詞を役者の身体と相談しながら
判断してゆくのが演出家の仕事だから、
舞台の外では優しく、穏やかであるにもかかわらず、
一端舞台に上がるやいなや、爆走火の玉全開オジサンの東が、
岡本を引っ張っていくこの舞台をいかに見せるか・・・。
まぁ・・・、つかさんへのオマージュだからねぇ・・・。
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「巷説・井尻殺人事件」あと2週間!!

2014/08/15(Fri)
お盆です。皆さんいかがお過ごしでしょうか?

8月の初めはあんなにうるさかった蝉も、今日はあまり鳴きません。
雨のせいなの、お盆なのか…

そういえば蝉は7年も地中にいて、地上に出てきたら、7日しか生きられないらしい。
だから必死に鳴くんですね。
もう8月の初めに鳴いて鳴いていたセミくんはもういないんだ。
ちょっと侘しい…


さて、「巷説・井尻殺人事件ファイナルバージョン」の稽古もお盆は休みです。
この間にセリフの確認と新しくしたシーンの自主稽古。
改めて台本を読み直してみる。

岩井さん、役者が言うのも何だけど、いい本だなあ!!
とってもやりがいがあります。

先月のマンスリーシアターでは、亀岡さんが多くのお客様を集めた。
僕も頑張ろうと思って残暑見舞いを兼ねて案内した。
すると先ほど2、3年前に「化粧」を観に来てくれた友人からメールが来て
「ファイナルバージョン」の予約を入れてくれた。
嬉しい、ありがとう。

さあ、お盆に充電して、18日からは本格的に通し稽古だあーっ。
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風通信50

2014/08/09(Sat)
風通信 |
『巷説 井尻殺人事件』は、
つかさんの最大傑作『熱海殺人事件』へのオマージュである。
作者の岩井ははじめからそれを謳っている。
タイトルは、はじめ単に『井尻殺人事件』だったのだが、
頭に「巷説」を入れてもらった。

「熱海」という言葉の持つ土着性やら風土性やら、
とにかく、そんな類の語感に
「井尻」ではとても対抗できないと思ったわけなのです。
「熱海」はこれ以上のないくらいキマッているでしょ?
鬼怒川や有馬や、草津では、
これほどまでのインパクトは出てこない。
だって、『草津殺人事件』だったら、火曜サスペンスになるじゃない。
「巷説」を入れることが正解かどうかは分からないけれど、
僕らが『熱海殺人事件』の表層を捉えただけではないということを
示した方がいいなと思ったわけだ。

殺人という結果から、その原因を探るという、
どこにでもあるサスペンスの常道を
ひっくり返したところに広がる
(つまりですね、美しい殺人動機を創作するのですから)
地平ゆえに浮かび上がるアイロニーと苦笑が
つかさんの芝居の美学だと思うんだけど、
そのために仕掛けられたさまざまな装置に対抗しなければならない。
すくなくとも、それくらいの気概がなくては、
この芝居(『巷説 井尻殺人事件』)は出来ないだろうと思うのです。

挿入曲にしたところで、
「オリジナル・バージョン」のキング・クリムゾンは、
作家の好みが色濃く表されているのですが、
今回の「ファイナル・バージョン」には、
オリジナルは残したまま、ビリー・ジョエルなんかが入る。
ビリー・ジョエルである!
それも、「ストレンジャー」である!
もう、すぐにでも乾きそうな涙が出ちゃうよね!
このあたりにも、『熱海』に挑戦する、
僕らの気概を読み取っていただけたらなあと思う。
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回数を重ねると…

2014/08/08(Fri)
今月は受付担当ではなく、出演します。 岡本直華です(^-^)


8月のマンスリーシアター、
その先にある「国際コメディ演劇フェスティバル」に向けて稽古をしているのですが…
本音を言わせていただくと、
不安だらけで、こわいです。

何故なら再演だから。(※ファイナルバージョンは初めてです。)
キャストを入れ替えながら、何度もやってきた作品だから。

演目は『井尻殺人事件〜ファイナルバージョン〜』です。

前回よりも良いものをつくらないといけない。
前回観に来てくださったお客様に「前よりも良くなったね。おもしろくなったね。」と言って、満足して帰ってもらえるような芝居をしないといけない。

はじめてのお客様は全てが新鮮に見えて、先が見えないから、ワクワクする。
以前観に来てくださったお客様は、だいたいの展開が分かっています。
もちろん新しいシーンも加わえてパワーアップしているのですが、想像ができているお客様を楽しませるって難しい。
そうやって、やる度にハードルが上がっていくんですよね。


こんなこと言いながら、不安になるほど努力していないのかもしれません(^^;;
稽古もまだ序盤。これから創り上げていきます。
私は、知識も技術もない未熟者ですが、一生懸命頑張りますので 応援よろしくお願いします!
会場で皆様とお会いできるのを楽しみにしています♪♪
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8月だあーっ!!

2014/08/05(Tue)
昔は7月のことを「セプテンバー」、8月のことを「オクトーバー」と言ってました。
それを7月12日生まれのジュリアスシーザーが7月に自分の名前をつけて「ジュライ」としてしまったのです。

それに続けと甥のアウグストゥスが自分の誕生月の8月に「オーガスト」と呼び名を変えてしまったのです。

その煽りを食って「セプテンバー」は9月に、「オクトーバー」は10月に追いやられてしまったのです。

だってフランス語では7のことをセプトと言いますし、オクトとは8のこと。オクターブってドレミファソラシド。ほら8段階でしょう。8本足のタコのことをオクトパスって言いますしね。

これ高校生のとき世界史の先生が教えてくれました。


さあ8月のマンスリーシアターは30日と31日です。
出し物は「井尻殺人事件ファイナルファンタジー」おっと、ファイナルバージョンです。

昨年ブリリアントバージョンをご覧になった方もいると思いますが、今回またまたさらにパワーアップしてお届け致します。

1歳年取ったのに何がパワーアップだ?って?
もちろん肉体は1歳年取りました。

だが、にもかかわらず、パワーアップします。内容が(笑)
岡本との真剣勝負です。
1秒たりとも手を抜きません。

昨日は北区つかこうへい劇団の飛龍伝2014を観に行きました。

いやー、すばらしかった。 2時間半ノンストップで息をもつかせぬテンポで芝居が進んで行きます。役者たちの滑舌のいいセリフがとても心地よく届きます。

しかもまったく噛まない。神業としか思えない。
明瞭に言葉が届く。これは日頃血の出るような発声訓練を繰り返しているのだろう。

僕はいちばん前列の真ん中。
僕の1メートル前で役者が汗とよだれと鼻水をだらだら流しながら熱演します。
殴りなぐられ、どつきどつかれ転がされ、でもそのすべてが美しい。

お客さんも僕らの年輩の人が多かったなあ。
今の若い人はつか演劇というのをあまり知らないのかな。

井尻殺人事件ファイナルバージョンはつかこうへいの名作熱海殺人事件をベースにした作品です。
おじさん、頑張りまっせ。
是非観に来てください、

最年長の東是信でした。
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