ニュース・日記

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1月の出来事

2015/01/31(Sat)
東ですので
2015年がスタートして早くも1ヶ月が過ぎようとしています。早いですね。
1日から4日は獅子舞のお仕事、5日から11日はまどかぴあのリーディング公演の稽古。
そして23日から26日はバンコクに旅行に行ってきました。

微笑みの国タイと言われるだけに皆さん両手を胸の前で合わせてよく挨拶してくれます。
今まさに発展途上、日本の1970年〜80年代の雰囲気がある。
街全体が猥雑な活気に溢れている。
人口は登録しているのが600万人、地方から出て来て未登録が300万人いるらしい。

旅は僕にとってすこぶる面白いものでした。
世界遺産よりも僕はそこで生活している人間に興味がある。
そんな人に言葉はわからなくてもつい話しかけてしまう。

アユタヤでお土産の絵はがき12枚を60バーツで売っていたおばちゃん。
日本円で200円くらい。
「おばちゃん、いっぱい買ってもらえる?」
「ツアーの団体さんはガイドが相手にしないよう言ってるみたいで、なかなか」
「じゃあ何で僕につきまとってくるの?僕も、ツアーのメンバーだけど」
「あんたがいちばん優しそうな顔してる。お願いだから買って。」
「じゃあ買うよ。はい60バーツ。」
「ありがとう、あの出口で手招きしているおばちゃんのところに行けば、写真ケースをサービスするよ。」
手招きしているおばちゃんのところへ。
「はい、これサービスね。」とい草で作った写真入れのポシェットをもらう。
「それサービスするからチップください。」
「もう小銭がありません、1000バーツ(4000円)紙幣しか。」
「おつりありますよ。」なんじゃそりゃ】!!?

タイ人のガイドさんにも日本のギャグヲを教えてあげました。
早速ガイドさん、僕たちを案内しながらやりました。
「ここは昔、王様が住んでおられた建物なので中で写真撮ったらダメよーダメダメ。」
ツアーの皆さん、一瞬目が点。そして大爆笑。
よしっ!!バンコクでギャグやってもうた!!

また行きたいなあ。



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風通信56

2015/01/12(Mon)
風通信 |
大野城から依頼された「リーディング公演」の仕事が終わりました。
竹山も書いているけれど、短い稽古期間だったのですが、
それなりに充実していたようで、若い劇団員の保護者のような僕としては、
嬉しいかぎりです。縁側で昆布茶でも飲んでいたい。
とはいうものの、依頼はしんどい(けれど楽しい)仕事でした。

依頼されたのが、11月の終わり。
戯曲の抜粋箇所(つまり切り取るところですね)の決定が
たしか・・・12月15日だったか。
劇団のマンスリー公演も抱えており、時間的にタイトだったし、
二つの作品を上演するというのは難しかろうと判断し、
大野城にその旨を伝えた。
まどかぴあスタッフの某嬢は、そりぁ粘り腰で、
はいはい、そうですねぇという返事はするけれども、決してウンと言わない。
これはきっと優秀な制作者なんだろうなと思いつつ、
ほら、僕は、いまひとつ押しの弱い人間ですから、結局、
いつの間にか引き受けざるを得ない状況となっていた。
そのころの状況はといえば、
我がアントンはマンスリー・シアターの新作
『帰れない二人』の稽古の真っ最中で、
久々の演出作品となる僕は連日、栃原と岡本に怒鳴り散らしていて、
とても戯曲を読む時間はなかったんですね。
それでもだれか全編を読んでくれるだろうと淡い期待を抱いていて、
その誰かに物語の解説をしてもらおうと思っていた。
言うまでもないことだが、期待に応えてくれる団員はひとりとして、
まあ、いないわけですよ。そこで、
21日が千秋楽、それから休む暇もなく戯曲の分析に入ったんです。
作品の云々は別として、まったく質の違う作品で、
どのようにアプローチするかが難しい。

僕は現代人は基本的に病んでいると思っているから、
作家である幸田君の意図はたぶん違うだろうなと思いながら、
登場人物に過剰な演技を要求することなく、
普通の人が普通に思いながら生活するような上演を考えました。
だって、人それぞれの個々の行動や言葉って、
よくよく考えると、変なこと、不思議なことばかりです。
その辺りの案配が巧く描かれている作品だったしね。
変というのは、言い方を変えて、よく言えば人間の面白さだけど。
『となりの田中さん』は、だから、普通の人々を描けばいいと判断。
すいません、幸田君。
普通の人を見て、客観的に見たらなんか変・・・、
って感じることってあるような気しませんか?
ただ、四つの部屋の田中夫婦の同時進行劇は、
リーディングではその味は出せないだろうと思いました。

『喜劇 ドラキュラ』は、困りましたね。
作品の背景を押さえようと調べてみると、実に丁寧に史実を踏まえている。
作家は言葉に責任を持ち、演出家は観客に責任を持たなくちゃいけない。
つまり、
作家は書かなければならないし、演出家は見せなければならないのです。
捕虜を串刺しにしたヴラド二世(ドラキュラ)が眼目で、
人間の串刺しを舞台の載せるわけにはいかないしなぁ・・・。
劇団員の栃原が、
「これってゲームの世界じゃないですか?」と本質をズバリ解説。
彼は、機械類には絶望的なくらい暗い男ですが、
時々、ボソッと物事の本質を鋭く突くことがあります。
・・・それにト書きがト書きになっていなくて映像を解説しているみたいで。
でも、勝手に省略するわけにはいかない。
そこで、すべてのト書きをパワーポイントで示そうと、スライド作り。
そのタイミングと、役者の台詞とSEの擦り合わせをQシートに書き込む。
さて、歴史劇を
いかにアクチュアルに表現するかという問いかけに応えるのは難しい。
僕は、この大仰な歴史劇を現代に上演する意味を見つけるために、
まず「音」にこだわることにしました。
いつもそうなんだけど、最初からアタリをつけて開始。
今回の選択はロックです。
CDラックの中にあるロックの棚からCDを抜き出しました。
12月30日から年越しての1月の5日まで、
寝ても覚めても聞きまくりましたね。
古いところではキンクスやアニマルズから、
コールドプレイまで、200枚近く。
いや、もう少しあったかな。その中から絞り込んでいく作業。
ハードロック、メタル、パンクロック、サイケデリックロック、
ブルースロック、クリスチャンロック、ブリットポップ、
オルタナティブロック、クラシックロック、フォークロック等々
(書いている内に分からなくなりそうでしょ?)、
地域で言うとUKからもちろんアメリカヨーロッパ、北欧まで。
最終的には、オープニングにジミ・ヘンドリックスという、
まあ、ありきたりな選曲となりました。あは。なんと『Purple Haze』。
ジミヘンのCDは8枚ほどあって、
この曲のパフォーマンスは4種類くらい持ってるんですね。
その中の1トラックを選択しました。ところが、これがブートレック版で、
実際に小屋で鳴らしみたら、部分的に音が抜けていることが判明。
それでも、良い演奏であることには疑いないんだけど、
まあ、芝居では使えない。
そこで選択し直して、観客にあの冒頭のリフをそのまま聴かせるのは、
ちょっと刺激が強かろうと考えて、
オーケストラのチューニングのSEを入れたらどうかと考える。
これを入れると、クラシック感とワクワク感が出てきます。
ほら、1950年代のハリウッド映画で、
始まる前に、スチールかなんかで「オーバーチェアー」(序曲)って、
入っていたのがあるでしょ?
あれって、やっぱりオペラを意識しているんだろけど、
あんな感じです。
巧くハマって、クロスで入れて完成。パチパチ。
そして、5日から稽古。
時間がないので、ここはこんなふうに表現すると決め打ち演出デス。
団員は慣れているから、けっこう愉しんでやります。(と、僕は勝手に解釈)
感謝、感謝。

まあ、こんな感じで、今年が明けました。
遅くなりましたが、皆さま、明けましておめでとうございます。
今年も、アントンをよろしくお願いします。
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お腹いっぱい♪

2015/01/11(Sun)
こんばんは。たけやまゆきです。
なんだかんだで、、、もう2015年になって一週間過ぎてました!

あけましておめでとうございます!
今年も劇団アントンクルーをどうぞよろしくお願いいたします!

さて、、、今年最初の舞台ありました!
観に来てくださった皆様。ありがとうございます(∀)
稽古が一週間くらいしかなかったけど
凝縮された、楽しい一週間であっという間でした♪

そんな感じで一年過ぎちゃうんだろうなぁ、、、

客演さんと仲良くなったり、まどかぴあのスタッフさん
戯曲の作家さんとお話しする機会をいただいて
新年そうそういろんな方と出会えて
とても嬉しく思ってる次第であります。

2015年はいろんな所に行ったり
新しいことにたくさん挑戦していきたいです!

いっぱい舞台みたり、映画みたり
本を読んでみたり、、、
もちろん!いっぱい舞台も立ちたいですね♪

いろんなものとの出会いを大切に
1日1日過ごせるようにしたいですねぇ。

今年もアントンクルーを、たけやまゆきを
どうぞよろしくお願いいたします!!!!!
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みなさま、お疲れさまです。

2015/01/08(Thu)
長い年末年始のお休み明け、仕事が始まった木曜日、
学校も始業し、お疲れのことと思います。
週末は3連休、徐々に身体を慣らしていきましょう。

その3連休の中日、11日(日)のイベントに向け、
大野城まどかぴあにて、稽古とテクニカルのチエックを行ってきました。

事前に会場で、声の反響等の状況も確認できましたので
金曜日の稽古にて調整を入れていきます。

みなさま、会場にてお会いいたしましょう。

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稽古始め!

2015/01/05(Mon)
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

トップページの公演情報にありますように、
1月11日(日)のトークイベントの中でリーディングでの出演をいたします。
このため、例年より早く本日からの稽古始めとなりました。

タイプの違う2戯曲、試行錯誤の読み合わせです。
アントンならでは、の上演になるかと思います。
ご期待ください!

出演は

岩井眞實、岡本直華、亀岡紋加、竹山優紀、栃原純司、東是信

根岸美利 

中山啓士(演劇創作館 椿楼)

ほか

となっております。

(川中)

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「帰れない二人」より
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